2020年9月11日 / 最終更新日時 : 2024年7月29日 DCP その他 名文電子読本・お知らせ 2024年7月28日名文電子読本をリニューアル更新しました。 新たに「一枚起請文」「歎異抄」を加えました。ダウンロードサイトにアクセスして最新の名文電子読本をお受け取りください。 この画面上部の「ホーム」をクリック又はタ […]
2020年9月11日 / 最終更新日時 : 2024年7月28日 DCP 名文とは・永訣の朝 名文とは「永訣の朝」・宮沢賢治 名文は、ただ有名な文章、立派な文章、美しい文章というだけでありません。その作品のイメージを決めるカギとなる重要な文章です。それは名文である故に、その作品の中で重要な働きをしています。 宮沢賢治の「永訣の朝」からそれを読み […]
2020年9月11日 / 最終更新日時 : 2024年10月23日 DCP おくのほそ道 漂泊の思ひ おくのほそ道「漂泊の思ひ」・松尾芭蕉 「おくのほそ道」は、芭蕉の抑えきれない漂泊の思いから旅が始まります。その抑えきれな漂泊の思いを綴ったこの書き出しの章は、「おくのほそ道」という作品のイメージだけでなく、作者松尾芭蕉のイメージをも強く印象づけています。漂泊 […]
2020年9月11日 / 最終更新日時 : 2024年11月7日 DCP おくのほそ道 平泉 おくのほそ道「平泉」・松尾芭蕉 「三代の栄耀一睡のうちにして、大門の跡は一里こなたにあり。秀衡が跡は田野になりて、金鶏山のみ形を残す」平泉に到着した芭蕉は、はじめて目にするその風景を平泉の歴史を通してみていました。 この解説サイトは電子書籍にリンクが貼 […]
2020年9月11日 / 最終更新日時 : 2024年8月1日 DCP 春夜桃李の園に宴するの序 春夜桃李の園に宴するの序・李白 この李白の文章の書き出しを、松尾芭蕉は「おくの細道」の書き出しに、井原西鶴は「日本永代蔵」の書き出しに、それぞれ引用しました。芭蕉、西鶴という江戸元禄期の文芸を代表する両巨頭が、それぞれの代表作の冒頭に引用せずにはおけな […]
2020年9月11日 / 最終更新日時 : 2024年9月13日 DCP 左遷せられて藍関に至り姪孫湘に示す 左遷せられて藍関に至り姪孫湘に示す・韓愈 李白、杜甫、中国を代表する二人の詩人が活躍した盛唐の時代が終わり、次の中唐の時代に新しい世代として登場したのが、韓愈、柳宗元、白居易(白楽天)といった文人官僚達でした。彼らは科挙という官僚登用試験に合格して採用されたエリ […]
2020年9月11日 / 最終更新日時 : 2023年2月10日 DCP 江雪 江雪・柳宗元 降りしきる雪の中、竿先から垂れるその糸の先には針も餌もついていません。それでもただじっと竿先を見つめ、糸を垂らし続けるのです。釣れないとわかっている魚を寒さに耐えながらただじっと待つその姿が、この五言絶句の二十字からしん […]
2020年9月11日 / 最終更新日時 : 2023年11月26日 DCP 赤壁の賦 赤壁の賦・蘇軾 「賦」は韻文における文体の一つで、その起源を漢の時代にまで遡る文章スタイルです。文体の性格としては漢詩と散文の中間に位置するものですが、赤壁の賦はかなり自由な形式で作られており、要所で押韻する他は、散文に近い作品です。我 […]
2020年9月11日 / 最終更新日時 : 2024年10月9日 DCP 夢に胡蝶となる 夢に胡蝶となる・荘子 「荘子」は、その文章の巧みさ、その発想の奔放自由さにおいて、すぐれた文学作品です。後世の文学者にも大きな影響を及ぼしました。陶淵明、李白、蘇軾など中国を代表する文人達の作品の中に「荘子」の影響が強く滲み出たものが多いこと […]
2020年9月11日 / 最終更新日時 : 2024年6月22日 DCP 華厳経 唯心偈 華厳経 唯心偈 唯心偈は「あらゆる事物、事象、すべての人々、仏さえも、私達一人一人の心が描き出す画像に他ならない」とする唯心(唯識)の教えを詠っています。唯心(唯識)は、仏教から派生したものの、科学と哲学と宗教の三つの要素からなる普遍的 […]
2020年9月11日 / 最終更新日時 : 2024年9月5日 DCP 修証義 修証義・道元 「修証義」は、日本曹洞宗を開いた道元の主著「正法眼蔵」の要文を再編集したものです。「正法眼蔵」は、曹洞禅の神髄が説かれた仏教思想書であり、日本における最高の哲学書であるという評価とともに、難解なことでも知られています。明 […]
2020年9月11日 / 最終更新日時 : 2024年3月13日 DCP 白骨の御文章 白骨の御文章・蓮如 御文章は、蓮如がその布教手段として、全国の門徒へ消息として発信した仮名書きによる法語です。本願寺派では「御文章」といい、大谷派では「御文」といいます。「白骨の御文章」は、浄土真宗では現代でも通夜の時などに必ず読まれます。 […]
2020年9月11日 / 最終更新日時 : 2024年3月14日 DCP 風姿花伝 風姿花伝・世阿弥 明治四十二年(1909年 この年に伊藤博文がハルピンで暗殺されます。)に歴史学者の吉田東伍が世阿弥の書き記した十六部の伝書を発見するまでは、「風姿花伝」は世間にその存在が全く知られていませんでした。「風姿花伝」は、それが […]
2020年9月11日 / 最終更新日時 : 2024年6月23日 DCP 花鏡 花鏡・世阿弥 花鏡から「離見の見」「初心不可忘」「時節感当」の三つの名文をご紹介します。花鏡が子孫に向けて書かれた秘伝の書であることは、風姿花伝と同じです。しかし、風姿花伝が父観阿弥から教わったことを基にして書き記したものであるのに対 […]
2020年9月11日 / 最終更新日時 : 2024年7月16日 DCP 南方録 南方録・南坊宗啓 千利休述 「南方録」は、千利休の弟子で堺の南宗寺の塔頭、集雲庵の庵主であった(あったとされる)禅僧の南坊宗啓が、千利休から聞き取った茶の湯の道の秘伝を記録したものとされています。しかし、この南坊宗啓なる禅僧が実在したという確かな証 […]
2020年9月11日 / 最終更新日時 : 2024年6月26日 DCP 五輪書 五輪書・宮本武蔵 宮本武蔵の実像に迫る かつて日本人が持つ宮本武蔵のイメージといえば、吉川英治の小説「宮本武蔵」とそれを原作にして制作された映画、テレビドラマを通して作られたものでした。半世紀前、日本人は吉川英治の「宮本武蔵」を読みながら […]
2022年6月30日 / 最終更新日時 : 2024年2月12日 DCP 葉隠 葉隠・山本常朝 葉隠は佐賀藩士山本常朝(1659年〜1719年)が主君の死去に伴い出家隠棲した後に、その庵を佐賀藩士田代陣基が訪ね、七年の年月をかけてその言説を記録した口述記録です。山本常朝が生きた時代は、戦国の世が終わり幕藩体制が確立 […]
2020年9月11日 / 最終更新日時 : 2023年9月30日 DCP 知恵袋 知恵袋・森鴎外 文豪森鴎外に「知恵袋」という箴言集(箴言=戒めの言葉、教訓の意味をもつ短い言葉、格言)の作品があることをご存知の方は少ないと思います。「知恵袋」は、1898年明治31年8月9日〜同年10月5日まで、四十一日に渡り「時事新 […]
2020年9月11日 / 最終更新日時 : 2024年7月3日 DCP 論語と算盤 論語と算盤・渋沢栄一 1916年(大正五年)に初版が出版された「論語と算盤」は、渋沢栄一の「経済道徳合一説」を伝える書として有名です。しかしこの書は、その書名の通りに論語の思想と経済の関係だけを説いた本ではありません。経済や経営といった分野に […]
2020年9月11日 / 最終更新日時 : 2024年7月17日 DCP 論語 論語・孔子と弟子たち述 古典中の古典といわれる論語は、今から約2500年前、中国の春秋時代に生きた孔子とその弟子たちの言行録です。日本へは応神天皇の御代に朝鮮半島の百済から「論語」と「千字文」が献上されたことが記紀に記されています。論語は漢字と […]
2022年1月12日 / 最終更新日時 : 2023年6月4日 DCP 夜直 夜直・王安石 「月移りて花影欄干に上らしむ(月が西に傾き花の影が欄干を登ってきている)」今、あけようとする夜の最後の一瞬に宮中で目にすることができる春の夜の情景です。この日、当直についた他の者はまだ深い眠りの中にいて誰一人この光景を目 […]
2021年1月3日 / 最終更新日時 : 2024年3月10日 DCP 春夜 春夜・蘇軾 蘇軾は春の宵の一瞬をうつろいゆく中でとらえました。うつろいゆく中の春の宵のその一瞬こそが、千金に値するほど素晴らしいのです。花の清らかな香り、おぼろに霞んだ月、喧騒に包まれた楼台、ぶらんこのある中庭、すべてはうつろいゆき […]
2022年1月1日 / 最終更新日時 : 2023年2月10日 DCP おくのほそ道 旅立ち おくのほそ道「旅立ち」・松尾芭蕉 おくのほそ道は名句・名文の宝庫であるだけでなく、俳句(詩)と散文を見事に結合させた、世界でも稀有な文芸作品です。 松尾芭蕉は「おくのほそ道」にそれまでの紀行文にはない様々な仕掛けを施しました。その結果、おくのほそ道は「俳 […]
2022年1月1日 / 最終更新日時 : 2024年11月20日 DCP おくのほそ道 白河の関 おくのほそ道「白河の関」・松尾芭蕉 白河の関は、古くからみちのく(奥州)への入り口とされ、多くの歌人が歌に詠んだ歌枕の地です。芭蕉は「白河の関」で、いよいよみちのく(奥州)への旅が始まるのだという引き締まった気持ちと、初夏の白河の地を卯の花とむばらの花がそ […]
2024年6月13日 / 最終更新日時 : 2024年11月14日 DCP 一枚起請文 一枚起請文 一枚起請文は、真実の浄土念仏の継承という極めて大切な役割を担って法然によって書き残された文章です。ですから、浄土宗では経典(・けいてん)として読み継がれてきました。名文電子読本では、一枚起請文を禅とともに日本仏教の大きな […]
2024年7月28日 / 最終更新日時 : 2024年10月7日 DCP 歎異抄 歎異抄・唯円 親鸞述 法然の信心の忠実な継承者あろうとした親鸞は、関東の農村で大衆の中に溶け込み、大衆とともに念仏を称え、大衆とともに念仏を広めました。法然が徹底的に難しさを削ぎ落とした仏教は、親鸞によって新しい生命が吹き込まれ、それは山々を […]