● 漂泊・ひょうはく
居所をきめずさまよい歩くこと。さすらうこと。

● 百代・はくたい
永遠、長い時間

● 過客・かかく
行き来する人、行き過ぎる人、旅人

● 馬の口・うまのくち
馬のくつわ

●栖みか・すみか
住処

● 古人・こじん
昔の人 ここでは李白、杜甫、西行、宗祇など昔の詩人、歌人をいう。

● 予・よ
われ、私、自称の代名詞

●片雲の風・へんうんのかぜ
ちぎれ雲が風に飛んで行く様子

● 海浜にさすらへ・かいひんにさすらへ
=海浜を旅し 芭蕉は1687年10月から翌年5月まで、愛知、奈良、和歌山、兵庫 へ「笈の小文」の旅をした。その時、海浜を歩いている。

● 去年・こぞ
1688年「笈の小文」の旅から帰った年。

● 江上・こうしょう
河川のほとり、具体的には墨田川のほとり。

● 破屋・はおく
あばらや

● やや
やがて

● 春立てる霞の空
「春立てる=春がやってくる」「立てる霞=霞が立つ」の掛詞の表現

●白川の関・しらかわのせき
陸奥国に入る古代の関所。

● そぞろ神・そぞろがみ
人に取りついて何となく心を誘惑する神

● 物につきて・ものにつきて
身に取りついて

● 道祖神・どうそじん
道端に石像で祭られ、旅の安全を守る神

● もゝ引・ももひき
股引

二頁

● 三里・さんり
膝のつぼ

● 杉風・さんぷう
芭蕉の弟子・鯉屋市兵衛 杉風は俳号。魚問屋の鯉屋の主人で芭蕉を経済的に支援した。杉風の別荘は深川にあった。

● 面八句・おもてはっく
「面八句」の文字を選択してネット検索してください。

● 庵・あん いおり
草庵