● 宴するの序・えんするのじょ
詩宴における序文
● 夫れ・それ
そもそも、いったい、文の初めに用いて新たに説き起こすときに用いる語
● 天地・てんち
宇宙
● 万物・ばんぶつ
あらゆるもの
● 逆旅・げきりょ
宿屋
● 光陰・こういん
月日、時間、時間の流れ
● 百代・ひゃくだい
永遠、長い時間
● 過客・かかく
行き来する人、行き過ぎる人、旅人
● 而して・しこうして
そして
● 浮生・ふせい
はかない人生
● 幾何・いくばく
数量・程度が不明であることを表す。どのくらい。どれほど
● 古人・こじん
昔の人
● 燭・しょく
灯
● 秉りて・とりて
手に取って
● 良に・まことに
本当に
● 以・ゆえ
=所以 わけ、根拠
● 況んや・いわんや
まして
● 陽春・ようしゅん
うららかな春、陽気のみちた暖かい春
● 烟景・えんけい
霞 たなびく春の景
● 大塊・たいかい
地球、造物主
● 仮す・かす
=貸す、仮に与える
● 芳園・ほうえん
芳しい園
● 会し・かいし
集まって
● 天倫・てんりん
自然に定まっている人と人との関係・秩序。親子・兄弟関係など。
● 楽事・らくじ
楽しい事柄。愉快な事柄、ここでは、桃李の宴・詩宴
● 序す・じょす
天倫に続く動詞 ここでは親戚兄弟で楽しい詩宴を「繰り広げる」
● 群季・ぐんき
年少の弟や従兄弟達
● 俊秀・しゅんしゅう
才知がすぐれひいでていること。また、そういう人
● 恵蓮・けいれん
謝恵蓮
● 吾人・ごじん
自分、私
● 詠歌・えいか
詠む歌
● 康楽・こうらく
謝霊運=康楽公
● 慚づ・はず
恥じる
● 幽賞・ゆうしょう
静かに景色を楽しむこと、景色のすばらしさを深く味わうこと
● 高談・こうだん
高尚な談話
● 転た・うたた
ますます
● 瓊筵・けいえん
玉で飾ったむしろ 宴席の美称
● 羽觴・うしょう
羽飾りのついた盃
● 雅懐・がかい
風流な思い、風雅な心
● 伸べん・のべん
=述べん
● 金谷の酒斗数・きんこくのしゅとすう
金谷園の故事にならった酒の杯数
● 倚らん・よらん
倣う、従う