● 左遷・させん
昔、中国で、右を尊び左を卑しんだところから、低い地位・官職におとすこと。左降「地方に左遷される」

● 藍關・らんかん
唐の都長安から南東30kmの場所にある藍田の関所。都を出立する人が見送りの人と最後の別れを交わす場所であった。

● 姪孫・てっそん
兄弟姉妹の孫

● 湘・しょう
韓愈の兄の孫である韓湘

● 一封・いっぷう
上奏文 黒い袋に入れて封をしたことからいう。 一封=一通の上奏文。

● 朝・あした

● 奏す・そうす
奏上する=天子に申し上げる。

● 九重の天・きゅうちょうのてん
天の一番奥深い所、ここでは奥深い宮中

● 夕べ・ゆうべ(夕方)

● 潮洲・ちょうしゅう
広東省の東北の沿岸部 都長安から極めて遠い南方の地、潮洲はマラリアが蔓延する気候の悪い土地とされていた。

● 貶せらる・へんせらる
落とされる、退けられる 貶=左遷

● 路八千・みちはっせん
都長安から潮洲までの距離 八千里

● 聖明・せいめい
聡明で徳が高いこと ここでは天子を言う。

● 弊事・へいじ
弊害、よくないこと

● 除かん・のぞかん

● 肯て・あえて
あえて〜か 反語表現に使う

● 衰朽・すいきゅう
衰え朽ちる、老衰

● 残年・ざんねん

● 秦嶺・しんれい
秦嶺山脈 中国中部を東西方向に横断する山脈。都長安の南側にある。

● 何くにか在る・いずくにかある
どこにあるだろうか。どこにあるかもわからない。

● 藍關・らんかん
唐の都長安から南東30kmの場所にある藍田の関所。都を出立する人が見送りの人と最後の別れを交わす場所であった。

● 擁して・ようして
覆い尽くして

● 応に・まさに
きっと〜だろう

● 意有る・いある
意図がある、気持ちがある

● 好し・よし
よし、いいだろう

● 收よ・おさめよ
収めてくれ。
詩の解釈としては收吾骨で「私の志を引き継いでくれ」

● 瘴江の辺・しょうこうのほとり
瘴気・毒気が漂う川の辺 瘴気=ある種の病気を引き起こすと考えられた悪い空気。
瘴気で引き起こされる代表的な病気がマラリヤ。