● 万木千草・ばんぼくせんさう
あらゆるすべての草木
● 四季折節・しきをりふし
四季折々
● 時を得て
時=「咲く時」「咲く時を与えられているから、咲く時を逃さず咲くから、」
● めずらしき
珍しい、新鮮に感じる
● もてあそぶ
もてはやす、大切にする、喜ぶ、
● 申楽・さるがく
=猿楽 「能」
● いづれの花か散らで残るべき
「いったいどんな花が散らずに残るというのか」「散らずに残る花などいったいどこにあるだろうか、いやありはしない」という反語表現
● 散るゆゑによりて
散るからこそ
● 咲く頃あれば
咲く頃があって
● 住する所なき・じゆうするところなき
一つの事に停滞しない、固定しない
住する=「一つの事に固定する、停滞する、滞る、執着する」ここでは「能において同じ芸ばかりを繰り返し変化がないこと」
金剛般若経「応に住する所なくして、しかもその心を生ずべし」
● 住せずして
一つの事に停滞せず、ここでは「同じ演目ばかり繰り返さず」
● 余・よ
他、その他
●風体・ふうてい
芸、芸風、演技、ここでは「演目」