● 当座・とうざ
その場。居合わせているその座。ここでは舞台。

● さし事=サシ
さらさらとリズムをとらずにうたう謡。

●一声・いっせい
定形の句法をとる謡。シテやワキが登場しての第一声であることが多い。

● 時分の際
時のタイミング

● 橋がかり
舞台と楽屋とをつなぐ演者が入退場する通路。欄干のある橋のように掛け渡されている。世阿弥の時代には舞台正面から見て奥に真っ直ぐについていたが、今では舞台に向かって左後方についている。

● 諸方
周り。ここでは観客席。

● すは
さあ

● すなわちに
その瞬間に

● 心を受けて
期待に応えて

● 時節感当・じせつかんとう じせつかんにあたる

● 過ぐれば
遅くなると

● 感にあたらず
感覚に響かない、感動しない

● 機
きざし、きっかけ

● 為手の感
役者の感覚、直感

● 見する際
見て取るタイミング

● 万人の見心・ばんにんのけんしん
舞台を見ている観客の心

● 眼晴
瞳、目の中

● 大事
大切