● 子・し
=孔子。「子」は男子の尊称で「先生」といったくらいの意味。孟子、荘子、韓非子・・・などの「子」は、すべて男子の尊称。

曰く・いはく
言った。おっしゃった。論語で「子曰く」とあれば、次に続くのは孔子の言葉。「口を開き舌を吐くを曰となす」象形文字であり、つまり口を開き談話することを曰という。

● 學・学びて・まなびて
「学」は学問の学。学ぶ。而は順接の接続詞で上の語と下の語を順接で接続している。「〜で。〜して。」「学んで。学びて。」説文(説文解字・後漢の許慎が作成した最古の部首別漢字字典)によると、学は「覚・かく」と訓ずる。人の道を悟るのに先後がある。後覚者は先覚者に学ぶ。これを学となす。

時に・ときに
時々刻々。常に。四六時中。

習う・ならう
何度も繰り返すこと。白い産毛の鷲のヒナが何度も羽を動かして飛ぶ練習をする様子からできた字。

● 之・これ

● 不亦〜乎・また〜からずや
不亦〜乎=何と〜ではなかろうか。いかにも〜だ。不は打ち消しの助字、亦は語調を緩やかにする助字、乎は詠嘆の助字。

説ばし・よろこばし
=悦、喜 自得悦楽(自らの心の中で一人静かに「よろこぶ」の意味を含んでいる。)

● 乎・や
詠嘆の助字 なんと〜だ。いかにも〜だ。

● 朋・とも
友人。孔子の門人たち。

● 自・より
時間、場所の起点を示す。自〜至

● 來・来たる・きたる

楽し・たのし
喜びが心の外にあふれてみんなと一緒に喜びあうこと。 喜びの心に満ちて容貌に表れること。

● 人不知・人知らずして・ひとしらずして
人が自分を認めてくれなくても。而はここでは逆説の接続詞。「しかれども」

● 不慍・慍らず・いきどおらず
怒らない。気にしない。慍=怨・怒。 

● 君子・くんし
学なりて徳高き人。