● 君子・くんし
君子には徳を以て言う者と位を以て言う者の二様がある。本章の君子は位を以て言う。つまり上位の人。人の上のあって人を治める地位にある者。
● 不重・重からざれば・おもかれざれば
重=重厚。自ら持すること重厚にして軽薄でない。しっかりと落ち着いている。重々しくなければ(外貌だけでなく内面の重々しさも含む)。
● 不威・威あらず・いあらず
威厳がない。威=威厳
● 学則不固・学も則ち固からず・がくもすなわちかたからず
固は堅固。学を信じてこれを堅守すること。
● 主とし・しゅとし
客に対するをいう。客は出入が常であるけれども、主人は常住して一家を主宰する。主人公として。第一として。
● 忠信・ちゅうしん
忠と信。真心と信用。 己を持するに「忠」、人と交わるに「信」。
● 無友・友とすること無かれ
友としてはいけない。無は禁止の意味。
● 不如己・己に如かざる・おのれにしかざる
自分に及ばない。自分より劣った。如く・しく=及ぶ
● 過ちては・あやまちては
間違ったならば。知らず知らず誤るのが過ち。誤っていることを知りながら行うのが悪。(字解)
● 則ち・すなわち
すぐに。たちまち。
● 勿かれ・なかれ
=無
● 憚かる・はばかる
難しいとする。困難と考える。難んずる。 憚かることなかれ=躊躇するな。過失と知りながら過失を認めない人。過失と認めながら無理押しして改めない人。改めようと思いながら利害のために速やかにせざる人。この三者はみな過失を改むることを憚るのである。(字解)
● 改むる・あらたむる
(過ちを)改める。