風姿花伝

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風姿花伝全体についての投稿サイト

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名文電子読本「風姿花伝」

名文電子読本で風姿花伝を取り上げています。風姿花伝の概要を知ることができるだけでなく、世阿弥の生涯、能の歴史についても情報を提供しています。

風姿花伝・解説サイト にアクセスしてご一読ください。

風姿花伝の構成と成立年

⚫︎「序(総序)」序

⚫︎「風姿花伝第一 年来稽古条々」年来稽古条々

⚫︎「風姿花伝第二 物学条々」物学条々

⚫︎「風姿花伝第三 問答条々」問答条々

⚫︎「風姿花伝第四 神儀に云はく」神儀篇

⚫︎「奥義に云はく」奥義篇

⚫︎「花伝第六 花修に云はく」花修

⚫︎「花伝第七 別紙口伝」別紙口伝


今、私たちが読む風姿花伝は、以上の順に七篇(序を除く)で構成されています。

風姿花伝は応永七年(西暦1400年・世阿弥三十八歳の時)に書き始められてから、二十年に渡って世阿弥自身によって増補・改訂が行われて成立したものです。

最初に置かれた「序(総序)」の前半部分は神儀篇の要約です。後半部分は奥義篇の跋文と文章と内容が通じるところがあります。よって「序」は奥義篇が書かれたのちに総序として成立したものと考えられています。

風姿花伝は、最初に年来稽古条々・物学条々・問答条々の三つの篇が応永七年(西暦1400年・世阿弥三十八歳の時)に書かれました。この三つの篇が本篇に当たり、このうち年来稽古条々と物学条々が基礎篇で問答条々が応用篇といえます。神儀篇もこの頃にまとめられたようで、この神儀篇までの四篇をまとめた風姿花伝が比較的多く残っています。稽古の段階で神儀篇までの四篇がまず伝授されたようです。

奥義篇「奥義に云はく」は、他の篇に比較して風姿花伝とも花伝とも、また第五というナンバーも冠されておらず、全体の構成から見れば独立した篇の如くです。しかし、奥義篇は、ここまでの四篇の壮大な奥書として読むことも可能だとされています。この篇を「奥儀に讃歎して伝はく」としている風姿花伝もあります。何を讃歎して(褒め称えて)いるのかと言えば、先人(観阿弥)を褒め称えているのです。観世本の奥書には応永九年と成立年が書かれていますが、これは後人が書き加えたものであるというのが定説で、実際には前の四篇よりもかなり後、応永二十年代に成立したと考えられています。この奥義篇までを風姿花伝としてまとめられた伝本も数多く存在しています。

花修と別紙口伝の二篇は応永二十年代に書かれたようですが、もともとそれぞれ別個の伝書として書かれ、のちに風姿花伝に増補されたもののようです。ですからこの二篇が伝授されることは稀でした。しかし今私たちが風姿花伝を読む時、別紙口伝の面白さは格別で、風姿花伝中の最高の花といえる篇です。 

「序」に込められた世阿弥の思いを出発点に風姿花伝を読み解いていきます。

序の前半部分は神儀篇の要約です。これは申楽がもともと神楽(神に奉納する芸能)であることを示しています。また後半部分の核心は奥義篇から取られています。それは申楽が先人から伝わった芸の道(の奥義)を後人に伝えていくものである事を示しています。世阿弥が神儀篇と奥義篇から序を取ったのは、本篇を読み進める前に知っておいてもらいたいことがあったからでしょう。

この電子読書会 風姿花伝では、序に込められた世阿弥の思いを出発点にして風姿花伝を読み解いていこうと考えています。そのために、風姿花伝の各篇を順序通りに読み進めるのではなく、最初に第一段として「序」→「神儀篇」→「奥義篇」と読み、その後に第二段として本篇である「年来稽古条々」→「物学条々」→「問答条々」と読み進め、最後に第三段として「花修」と「別紙口伝」を読むことにします。

第一段
⚫︎「序」

  
⚫︎「神儀篇」

  
⚫︎「奥義篇」


 
第二段
⚫︎「年来稽古条々」

  
⚫︎「物学条々」

  
⚫︎「問答条々」


 
第三段
⚫︎「花修」

  
⚫︎「別紙口伝」

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