「論語講義・論語総説」

渋沢栄一の「論語講義」は、論語二十篇の各章が渋沢栄一によって講義されます。

渋沢は講義に先立ち論語総説を設け、論語全般と孔子について、また論語の教えと実業の一致について述べています。この論語総説には「渋沢論語」がコンパクトにうまくまとめられており、渋沢栄一を代表する著作「論語と算盤」以上に論語と算盤的な内容です。

論語総説の現代語訳のダイジェスト版です。下の 論語総説 の文字をクリック又はタップしてください。

論語総説

「論語講義・論語総説」” に対して2件のコメントがあります。

  1. DCP より:

    「論語とは」P1
    論語は孔子が書き残したものではありません。孔子の言葉を弟子たちが代々伝えていった言行録です。ですから伝わる過程で変容したり、意図的に改ざんされた可能性さえあります。論語は孔子の言葉を正確に伝えるものではないことを承知しておいてください。しかし、これは論語に限ったことではありません。YouTubeで「古典は変容する」と検索してください。九州大学の高山倫明教授の「古典は変容する」と題した講演を聞くことができます。

    「論語とは」P2
    古代の聖王(堯・舜・禹)は、論語を読み進める上で重要です。ご存じない方は、堯・舜・禹をネット検索し調べておいてください。

  2. DCP より:

    「孔子の経歴」
    孔子が生まれた魯の国は周王朝の中の諸侯の国です。周王朝を徳川幕府に例えれば、諸侯の国とは幕府から地方に封じられた藩に例えられます。魯は周王朝の開祖である武王の弟、周公旦が封じられた国です。江戸時代に例えれば御三家の一つにも数えられる名門の国でした。しかし孔子の時代には領土的には小国で、家臣の季孫氏、孟孫氏、叔孫氏(三氏とも魯の十五代君主桓公から出ている)が政治の実験を握り、国は混乱状態に陥っていました。

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