学而第一 十三章 「信義に近づけば」

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信義、恭礼、因親

信、義に近づけば、言復むべき也。

「信」は「義」に近づいてこそ言葉通りに実行される。(義務という言葉の意味が示す通り、義には「人として為すべき、為さねばならない」という意味が含まれています。)

恭、礼に近づけば、恥辱に遠ざかる也。

「恭」(うやうやしさ)は「礼」に近づくことで恥から遠ざかる。(礼から遠い恭は諂いである。)

因ること、其の親を失わざれば、亦た宗とすべき也。

この意味は様々に解釈されています。ここでは、誰かを頼りにする時、親しむべき人を取り違えなければ、その人物を宗主(リーダー)としてやっていくべきだとしておきます。一度リーダーをこの人と決めたのなら、迷わず従っていけということでしょうか。

因を姻族(妻の実家の一族)、宗を宗族(自分の父方の血族)と解釈している場合もあるようです。

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