2020年9月24日 / 最終更新日時 : 2023年11月18日 DCP 山上憶良 憶良らは今は罷らむ〈卷三・三三七〉山上憶良 この歌からは、ただほのぼのとした子供と妻に対する愛情だけではない何かが伝わってきます。五十代後半ではじめて国司に任命され赴任した伯耆の国での新任の宴、これから部下になる役人たちを前に憶良が詠んだ歌と考えてみてはどうでしょ […]
2020年9月24日 / 最終更新日時 : 2023年2月20日 DCP 山上憶良 瓜食めば子等思ほゆ〈卷五・八○二〉山上憶良 この歌は、都に家族を残して筑前に国司として赴任中に詠まれた歌であろうと推測されています。もしそうであるなら、憶良はすでに六十代半ばを過ぎており、都に残した子供への愛情を詠いながら、同時に老いを感じつつ家族と離れ一人筑前に […]
2020年12月19日 / 最終更新日時 : 2023年2月20日 DCP 山上憶良 銀も金も玉も何せむに〈卷五・八○三〉山上憶良 「金、銀、宝玉、そんなものが何になる。子供に勝る宝がどこにあろうか。」 この反歌は万葉集の中でも名歌として知られ、親の子への愛情の表現として幾度となく引用されてきました。「子に勝る宝なし」は、憶良のこの反歌からきています […]
2019年9月28日 / 最終更新日時 : 2023年2月20日 DCP 山上憶良 風雑り雨降る夜の〈巻五・八九二〉貧窮問答の歌 世間を憂しと恥しと〈巻五・八九三〉反歌 山上臣憶良 山上憶良の貧窮問答歌とその反歌です。万葉集の中でも極めてよく知られた歌で、山上憶良はこの歌で万葉第一の社会派歌人として認められました。 この解説サイトは電子書籍にリンクが貼られていますが、電子書籍をダウンロードせずに読ま […]
2019年9月22日 / 最終更新日時 : 2023年2月26日 DCP 山上憶良 士も空しかるべき〈巻六・九七八〉山上憶良 この歌からは、人生への自責の念よりは、重い病に伏せる中での強い生への欲望(執着)が伝わってきます。「まだ死にたくない」これがこの歌に詠み込まれた病に伏せる山上憶良七十四歳の本音だったようです。 この解説サイトは電子書籍に […]