2019年9月22日 / 最終更新日時 : 2023年11月18日 DCP 山部赤人 天地の分かれし時ゆ〈巻三・三一七〉山部赤人 富士の山を望める歌 山部赤人の歌です。万葉随一のナチュラリスト(自然派歌人)として知られる山部赤人の歌の中でも、その反歌とともに赤人を代表する歌です。 この解説サイトは電子書籍にリンクが貼られていますが、電子書籍をダウンロードせずに読まれる […]
2019年9月22日 / 最終更新日時 : 2023年11月18日 DCP 山部赤人 田児の浦ゆうち出でて見れば真白にそ〈巻三・三一八〉山部赤人 反歌 前の長歌に添えられた反歌です。百人一首にも選ばれた名歌で、富士を詠った和歌の代表として古来より多くの人に暗誦されてきました。赤人が伝えたかったのは自分自身の感動です。前の長歌と同じくこの短歌でも自分の感動を伝えるという方 […]
2020年2月12日 / 最終更新日時 : 2023年2月20日 DCP 山部赤人 やすみしし わご大君の 高知らす<巻六・九二三> 神亀二年(725年)聖武天皇が吉野の宮へ行幸された時に、同行した山部赤人が詠んだ長歌です。山部赤人は、宮廷歌人にして万葉第一のナチュラリスト(自然派歌人)であり、吉野の自然を大らかに詠いつつ、天皇家の安泰をその中に巧みに […]
2020年2月12日 / 最終更新日時 : 2023年2月20日 DCP 山部赤人 み吉野の象山の際の木末には<巻六・九二四> この歌を一言で解釈すれば「吉野の朝はさわがしい」です。 この解説サイトは電子書籍にリンクが貼られていますが、電子書籍をダウンロードせずに読まれる方(主にスマートフォンで読まれる方)のために、電子書籍の表紙とページの画像、 […]
2020年2月12日 / 最終更新日時 : 2023年2月20日 DCP 山部赤人 ぬばたまの夜の更けぬれば<巻六・九二五> 吉野の宮(離宮)は吉野川の広い河原に沿って建てられており、昼間はその河原を離宮から眺めることができました。清んだ透明な流れに洗われた河原は久木(キササゲ)が群生し、夏に咲くその花は、離宮に奉仕する大宮人の目を楽しませてく […]
2019年9月22日 / 最終更新日時 : 2023年11月1日 DCP 山部赤人 春の野にすみれ摘みにと来し吾ぞ〈巻八・一四二四〉山部赤人 春に咲く花は多いけれど、私たち日本人にとって、野に咲くすみれは桜とは違った意味で特別の存在です。「桜の花咲く頃」と「すみれの花咲く頃」では、季節は同じ春でも私たちの感性が受け取る春のイメージは異なります。「清楚で可憐な春 […]
2019年9月22日 / 最終更新日時 : 2023年3月3日 DCP 山部赤人 明日よりは春菜摘まんと〈巻八・一四二七〉山部赤人 突然の雪に悔しく残念な思いをしたからこそ、次にやって来た春の温かさは格別です。待つことが出来る人、待つことの大切さを知っている人だけが、その格別な温かさを感じることができます。 この解説サイトは電子書籍にリンクが貼られて […]